失業保険の加入期間を確認しよう

ずっと前の未加入が発覚した場合

 

 

では、「確認請求」によって、それよりずっと前の未加入が発覚した場合はどうしたら良いでしょうか?加入したことになっていない失った期間分については、その時の事業主に対して損害賠償の請求を起こすことが出来ます。

 

 

では、ここで「遡及適用」の仕方をご説明しましょう。
申請しなければなりませんので、事業所を管轄とするハローワークに行きます。
そこの「適用課」で手続きをします。
原則は、口頭でも申請できますが、書面のほうが確実で間違いないでしょう。
特に申請用紙があるわけではないので、自分で必要事項を書いて、書類を作成することになります。

 

 

それでは、その申請書類に書くべき必要事項を説明いたします。
請求する人の氏名、現住所、生年月日、それから請求の趣旨を書きます。
それから、事業所の名称や所在地、事業主の氏名、また、被保険者となった日と、被保険者でなくなった日を書きます。
自分が失業保険に入ったと思う日や期間を書くと良いでしょう。

 

 

また、「遡及適用の申請理由」も書かなければなりません。
それから、労働契約の期間と賃金、一週間どれくらい働いたかも記載します。
それらを証明できる書類などがあると良いでしょう。
「確認請求」でもらった書面の内容が間違っていて、自分が正しいということを証明しなければなりません。
担当者に理解してもらうためにも、タイムカードや契約書があると良いでしょう。
失業保険への加入要件をすでに満たしていたのにも関わらず、加入されていなかったことをわかってもらうように努力しましょう。
不明な点はハローワークでも教えてくれますので、諦めずに申請しましょう。