雇用保険は失業保険と同じもの
失業したら手当がもらえる失業保険。これは、雇用者が労働者を雇用保険に加入させ、労働者が被保険者となっているから支払われるのです。では、この雇用保険と失業保険、これらは同じように使われていますが、どう言った違いがあるのでしょうか?
雇用保険とは、正確に言って見れば政府管掌の強制的な保険制度です。
よって、これは民間の保険会社がやっているのではありません。
国の保険制度となります。
人を雇っている事業所は、一部の適用外を除いて、原則、強制加入となります。
任意的に加入するのではなく、強制となり、義務と言うわけです。
失業保険という言葉ですが、今の行政では使われていない言葉です。
雇用保険と言う名前に変わっていますので、正式に言うと、失業保険は雇用保険と言うべきでしょう。
ですが、失業した時にもらえる、手当など、失業手当と呼ばれますが、保険も失業保険と呼ぶほうが一般的です。
みなさんが会社からもらっている給料明細を見るとわかると思いますが、失業保険と言う名前ではお金は引かれていませんよね。
雇用保険としてお給料から差し引かれているはずですから。
雇用保険と言うと、みなさんも馴染みのある名称ではないでしょうか。
このような説明をしていると、失業保険のことを雇用保険と呼ぶほうが正しいということになりますが、この二つは全く同じ保険なのか、疑問も出てくると思います。
雇用保険、イコール、失業保険、と、これらを同じものと思って良いのでしょうか?